流行りの Fresh Reader を Mac OS X 環境にインストールする。
一部ではやっている Web ベースの RSS リーダー。Web ベースの2ちゃんブラウザの p2 などにもよくにてる。
freshreader は FreeBSD バージョン、ioncube は OS X バージョンを入れることによって問題なく動作した。
スクリーンショット
freshreader_l.jpg (JPEG 画像, 823x577 px)
概略手順
- freshreader のダウンロード http://www.freshreader.com/download.phtml
- 展開して Sites などにコピー。
- ioncube のダウンロード http://www.ioncube.com/loaders.php
- 展開して freshreader/ioncube にコピー。
- /etc/php.ini.default を php.ini にリネームして作成。
- Web サーバを再起動する。
- http://ホスト名/(中略)/freshreader/ にアクセス。
- システムの設定方法の手順に従い、php.ini に設定する。
- Web サーバを再起動する。
- 再度アクセス。
- システム設定からユーザーを削除してユーザーを作成する。
詳細手順
まず、準備の段階として Mac OS X の パーソナル Web 共有で php を使えるように設定します。
- アップルメニュー>システム環境設定...>共有>パーソナル Web 共有を停止状態にしてください。
- それから、Finder の移動メニューからフォルダへ移動...を選択します。
- フォルダの場所を入力に「/etc/httpd/」と入力してください。
- httpd.conf をファイルメニュー>情報を見る>所有権とアクセス権>詳細な情報に進み、南京錠アイコンをクリックします。
- オーナーのシステムを現在のユーザーの名前に変更して管理者権限のパスワードを入力します。httpd.conf の権限が読み/書きになったら情報ウインドウは閉じます。
- httpd.conf を mi などのテキストエディタで開きます。「php」というキーワードを検索してください。
#LoadModule php4_module libexec/httpd/libphp4.so
#AddModule mod_php4.c
この2つの行を検索して行頭の # を削除してください。
LoadModule php4_module libexec/httpd/libphp4.so
AddModule mod_php4.c
httpd.conf を保存して閉じます。
次に、Fresh Reader で必要なものをあらかじめダウンロードします。
これを書いている時点では「フレッシュリーダー (バージョン 1.0.06012500)」です。FreeBSD 版の sffr10bbsd.tar.gz (1.7MB) をダウンロードしてください。
OS X (ppc) の tar.gz (2.40 MB) をダウンロードしてください。これを書いている時点ではバージョン 3.1 です。
さて、ダウンロードした sffr10bbsd.tar.gz を展開すると freshreader フォルダが作成されます。このフォルダをホームディレクトリのサイトなどパーソナル Web 共有を行ったときに見える場所に移動してください。
次に、ioncube_loaders_dar_ppc.tar.gz を展開します。ioncube フォルダが出てきますのでこのフォルダを freshreader フォルダの中に移動してください。元々あった ioncube フォルダを上書きします。
ファイルの用意ができたら今度は php の設定を行います。そのまえに設定ファイルを作成します。アプリケーション>ユーティリティ>ターミナルを開いてください。そこで、下記のように入力します。
Password: と表示されますので管理者権限のパスワードを入力します。ここでは ***** などのような伏せ字はいっさい表示されません。パスワードを入力してそのまま return してください。
ここまでで一度、今までの作業がうまくいっているか確認してみましょう。システム環境設定の共有を開いてパーソナル Web 共有を開始してください。
インターネットブラウザを立ち上げて freshreader にアクセスしてみてください。
例:http://localhost/freshreader/
例:http://localhost/~(ユーザー名)/freshreader/
今までの作業が正しく行われていればシステムの設定方法というページが開きます。ここに書かれているシステム設定方法を行えば作業はほぼ終了です。
- Finder の移動メニューからフォルダへ移動...を選択します。
- フォルダの場所を入力に「/etc/」と入力してください。
- php.ini をファイルメニュー>情報を見る>所有権とアクセス権>詳細な情報に進み、南京錠アイコンをクリックします。
- オーナーのシステムを現在のユーザーの名前に変更して管理者権限のパスワードを入力します。php.ini の権限が読み/書きになったら情報ウインドウは閉じます。
- php.ini を mi などのテキストエディタで開きます。好きな場所にシステム設定方法の一行を入れてください。私の場合は 13 行目に入力しました。
- システム環境設定の共有からパーソナル Web 共有を停止して、再び開始してください。
つぎに、freshreader フォルダの中にある db フォルダのアクセス権を修復します。db フォルダを探して「情報を見る」してください。
所有権とアクセス権>詳細な情報に進み、今度はすべての「アクセス」という項目を「読み/書き」にしてください。さらに「内包している項目に適用する...」をクリックしてください。
- インターネットブラウザを立ち上げて freshreader/ にアクセスします。
ここで正常に動けばログイン画面が表示されます。まずはいらないユーザーを削除してアカウントの設定を行いましょう。
- freshreader の [システム設定] というリンクをクリックします。
- ユーザー情報の設定をクリックします。
- いらないユーザーを選んで「削除する」、さらに「追加する」
- 追加が完了しましたらホームのリンクをクリックしてログインします。
ちょっと長文になってしまいましたけど、これで楽しい Fresh Reader ライフを送れるはずです。
最後に
この Fresh Reader はベータ版のため無償で配布されていますが、正式版では有償になる予定です。ブロガーライセンスでは無料ですが一般ライセンスではユーザーごとに 3,000 円の費用がかかる予定です。
正確なライセンス情報についてはブロガーライセンスの適用条件等は正式版リリース時に公開さる予定みたいです。