いまさら macOS Mojave にリカバリする方法(インストーラの破損に対処)
はじめに、macOS Mojave (v10.14) は次の Catalina (v10.15) がリリースされるまでに発売された Intel Mac にインストールすることが出来ます。2019年10月8日以降に発売された Mac では macOS Mojave をインストールすることは出来ないかもしれません。
現在、macOS Mojave にリカバリしようとすると下記のエラーメッセージが表示されます。
これはインストールのために使用していた証明書の有効期限が 2019年10月25日 に有効期限が切れてしまっているためです。macOS Mojave インストーラを使用するためには日付を 2019年10月24日 以前に変更する必要があります。インストール時に Mac をインターネットに接続していると勝手に時刻が同期され、最新の日付になってしまいます。
参考:MacOSのアップデートが破損しているためインストールが使用できない場合の解決手順 | Dai Blog
macOS Mojave リカバリ手順
- macOS Mojaveインストール (Install macOS Mojave.app) を用意
→ 以前のバージョンの macOS を入手する - Apple サポート - インストールメディア用の USB デバイス(USBメモリやポータブルHDD)を用意
- 事前にディスクユーティリティを使用して初期化
→ GUIDパーティションマップ にすること
ボリュームの名前は単純な英字にする(あとで勝手に変更される) - macOS の起動可能なインストーラを作成する方法 に従いインストーラメディアを作成
例:sudo /Applications/Install\ macOS\ Mojave.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/Install - Mac をシャットダウン
- 電源ボタンを押して、Option キーを押しながらしばらく待つ
- Install macOS Mojave を選んで起動
- 重要 masOSユーティリティが立ち上がったら、メニューバーの右上にある "Wi-Fiをオフにする"
- メニューバーの ユーティリティ > ターミナル を起動
- 日付を 2019年10月24日以前 に変更
例えば、date MMDDHHMMCCYY で変更することが出来ます。
参考:リカバリーモードからターミナルで時刻変… - Apple コミュニティ - 最後に date と入力して日付が変わっていることを確認
- ターミナルを終了
- macOSユーティリティから macOSインストール を選び、続ける
- Install macOS Mojave ウィンドウが表示されれば OK
- このまま通常通りインストールを実行
以上の手順で、macOS Mojave にリカバリすることが出来ます。インストールが完了した後に Wi-Fi や Ethernet を有効にして時刻を同期させても問題はありません。
Mojave は 32bit アプリケーションが使用できる最終バージョンです。プログラムの検証などで必要になることもあったので、リカバリの方法をここに書き残しておきます。