重要:
9月1日をもってDropboxのサービス終了に伴い、この記事に書かれた手法は使えなくなりました。
2017 年 9 月 1 日より、Dropbox Plus および Dropbox Business ユーザーは、HTML 形式コンテンツのレンダリングができなくなり、Public フォルダとその共有機能が無効になります。
手元にたくさんの音声ファイルがあるとき、いちいち iTunes に登録して iPhone に転送するのが面倒くさいので、これらのファイルを一括で Podcasts 化していつも使っている Podcasts アプリで楽しむことにしました。
ここにそのやり方を残しておきます。基本的な内容は下記のサイトを参考にしてください。
必要なもの
この記事は macOS で実行することを想定しています。ruby 実行環境があれば Windows でも同様に使えます。
手順
- Dropbox をインストールしてアカウントを作成します。
https://www.dropbox.com/
Dropbox フォルダに「パブリック」フォルダがあることを確認します。 - 「指定ディレクトリ内のmp3ファイルから必要最低限のPodcast用RSSを生成する · GitHub」スクリプトを入手します。右上の「Download ZIP」ボタンをクリックします。
- zip ファイルを解凍して makepodcast.rb ファイルがあることを確認します。
- Dropbox のパブリック内に「Podcasts」フォルダを作成します。(フォルダ名は任意)
- Podcasts フォルダ内に makepodcast.rb ファイルを移動します。
- Podcasts 化したい音声ファイルをすべてこの Podcasts フォルダにコピーします。
- makepodcast.rb ファイルを右クリックして「公開リンクをコピー」します。
このコピーした内容は適当な場所にメモとして残しておいてください。
(例:https://dl.dropboxusercontent.com/u/000000/Podcasts/makepodcast.rb ) - makepodcast.rb ファイルをテキストエディタで開きます。
- 13行目を変更して対応する拡張子を増やします。
- 次に Podcasts 用の RSS を作成します。
アプリケーション > ユーティリティ > ターミナル.app を開きます。 - まず最初に ruby 実行環境があるか確認しましょう。
ruby -v と入力します。バージョン情報が表示されたら実行環境がインストールされていますので次に進みます。もし、バージョンが表示されない場合は、実行環境がありませんので ruby をインストールしてください。 - Dropbox 内の Podcasts フォルダに移動します。
cd ~/Dropbox/Public/Podcasts - makepodcast.rb を実行します。配信する Podcast の名前(任意)、公開ディレクトリ(上記公開リンク参照)、出力先のディレクトリをそれぞれ指定し、RSS ファイルを作成します。
ruby ./makepodcast.rb ECASTS https://dl.dropboxusercontent.com/u/000000/Podcasts/ ./ > Podcasts.rss - 公開リンクの RSS ファイルを Podcasts アプリに登録します。
(例:https://dl.dropboxusercontent.com/u/000000/Podcasts/Podcasts.rss )
音声ファイルを追加したいときは、再度上記手順12以降の方法で ruby ./makepodcast.rb を実行します。crontab 等で定期的に実行してもいいですが、おそらくそんなに頻繁に追加することもないので、追加したときに毎回手動で ruby ./makepodcast.rb を実行する方がエコです。ちなみに音声ファイルを削除して ruby ./makepodcast.rb を実行すると RSS からも削除されます。
なお、著作権のある音声ファイルを不特定多数に公開することは法律で禁止されております。この方法では自分で収録したボイスメモや Discord のアーカイブ音声などを便利に聞けるようにする利用目的でご使用ください。