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起動しなくなった Drobo 5D を復旧させる対処法

いま、メインのストレージに使っている Drobo 5D は、年1〜2回ぐらい強制終了してしまった時などのタイミングで起動しなくなることがあります。怖い。

症状としては、起動シークエンスの途中でフリーズしたと思ったらおもむろに勝手に再起動して、起動シークエンスを繰り返すという状態になります。まだ軽症の時は、この状態でも暫くほっとけば立ち上がってくることがあります。しかし、1時間ぐらい放置しても立ち上がってこないような重症なときは、いよいよ対処しなくてはなりません。

今のところ、下記の動画を参考にコンフィグをリセットすることで復旧できています。


Drobo トラブルの際のリセット方法 ~管理ソフトDrobo Dashboard からのリセット - YouTube

毎回動画を見るのも大変なので、手順をテキスト化して見直しやすくしておきます。

リセット手順

  1. 起動しなくなってしまった Drobo 5D を祈る気持ちで強制終了します。
    場合によっては電源をひっこ抜く必要があるかもしれません。
  2. 筐体に入っているディスクをすべて取り外します。
    念のため挿入されている順番を間違えないようにマーキングしてください。
  3. ホストとなる Mac を起動します。そして、Drobo Dashboard を立ち上げます。
  4. ディスクの無い状態で Drobo 5D の電源を投入します。
  5. Drobo を認識するとダッシュボード上に Drobo が表示されるので選びます。
  6. 左側のツールを選び、「Drobo リセット」を選択します。
    f:id:egyo2nd:20150506202006p:plain
    もし、ディスクの入っている状態でリセットをしてしまうと、中身のデータがすべて消去されてしまうので、必ずディスクは抜いた状態でリセットしてください。
  7. ”リセット”と入力して OK します。
  8. リセットされた Drobo 5D が自動的に再起動するので、再びダッシュボードに認識されるまで待ちます。
  9. ダッシュボード上で、Drobo 5D が認識されたら、ツールから「シャットダウン」を選んて終了します。ついでにホストとなる Mac も終了します。
  10. 電源が落ちていることを確認して、取り外したディスクをすべて挿入します。
    このとき、ディスクの順番を間違えないようにします。
  11. すべてのディスクをしっかり入れたら Drobo 5D の電源を投入します。
  12. 起動が終了して安定した状態になり、挿入したディスクがすべて緑色の LED で点灯するまで待ちます。
  13. 状態が安定したら Mac の電源を入れて、認識するか確認します。
  14. Drobo 5D 内部のデータを確認して、破損が無いか調べましょう。

以上で復旧できると思います。

Drobo 5D は最近、ファームウェアが 3.2.0 に更新されて、何も考えずそいやっと適用したら、それからというもの1週間に1回程度、ボリュームが勝手にアンマウントされる不具合が発生したので、リセットしたことによってそれが改善するといいな。と、淡い期待を抱いています。

最悪の場合、ファームウェアの戻し作業をしなければならないかな。ちょっとリスキー。

Drobo Downloads for Drobo 5D: Start Drobo 5D

ちなみに、いま家のサーバを安定稼働させるため、毎月の最終日曜日に月次シャットダウンメンテナンスをするようにしてます。そのタイミングでストレージも再起動しています。ルータは3ヶ月に1回ぐらいのタイミングでするようにしています。あと、年一回とか気付いた時のタイミングでホコリの清掃を行うようにしてますが、なかなかトラブルフリーってのは難しいですね。

追記 (2015/07/24)

あれから最近安定していたので、先週末にファームウェアを3.2.1に更新したところ、また再発するようになったので、帰ったらこの対処法を実施しようと思います。

追記 (2020/03/15)

Drobo が認識しなくなったときにもこの手順が使える。ボリュームがマウントしないとき、まずは Apple > このMacについて > システムレポート > Thunderbolt を確認する。ここで Droboバイスが見えているなら、物理的には認識している。ハードディスクの構成情報が何らかの理由で読み込めなくなっていることがあるので、上記手順でリセットすると解決します。

容量不足のまま放置すると不安定になるのでできるだけ空き容量には注意して運用する必要があります。